教会と言えば外観だけでなく、豪華な装飾が施された内装や、美しいステンドグラスも魅力の1つですよね。
今回は、ニューヨークにある教会の豪華な天井をパノラマ撮影した写真をご紹介します!
教会の天井について
教会の天井は主に、アーチ型を平行に押し出した形状、いわゆるかまぼこ型の形状をした、「ヴォールト」と呼ばれる天井様式が多く、少ない柱の数で広い教会の空間を支えることができるよう工夫されています。ローマ帝国の時代に発展したこのヴォールトは、その後の建築様式にも大きな影響を与え、特に中世のキリスト教教会で多く用いられました。
ちなみに、よく海外旅行の情報を見ていると「~~教会」や「~~聖堂」という名前を見ることがありますが、教会と聖堂の違いについてはご存知でしょうか?
私、恥ずかしながらまったく知りませんでしたw
ということで調べてみました。カトリックを例に簡潔に書くと、司教座と呼ばれる、司教が座る椅子が祭壇周辺に据えられているかどうか等で、聖堂か教会かが分かれるそうです。有名所では、ノートルダムにもノートルダム大聖堂、ノートルダム教会がありますよね。色々調べていくと教会や聖堂の違いには、さらに細かい内容があるのですが、今回は割愛させて頂きます。説明するのが面倒な訳ではないですよ・・・w。長くなってしまいそうなのでw
また今回の記事では、いくつかの教会の美しい写真や内装にスポットを当ててご紹介する為、一括りに「教会」としてご紹介させて頂いております。予めご了承下さい。
さて、今回ご紹介する写真はニューヨークの写真家リチャード・シルバー氏によって撮影されたもので、数枚の写真合成して作成されており、教会の入口から天井、そして祭壇までの美しい内装を1枚の写真で楽しめます。
それでは多少長くなってしまいましたが、教会の美しい内装を存分に楽しめる圧巻のパノラマ写真をご覧ください!
教会の天井のパノラマ写真

白色にまとめられた天井には、細かな部分まで装飾が施され、丸い形をした天井画も すごいなと思っていたら、祭壇はさらにすごいことになっていましたw
天井付近の窓から差し込む光がまた良いですね。窓の下に設置されたパイプオルガンのパイプや、祭壇の上にある彫像にも注目です!

次は茶色で統一された教会です。入口の上に見えるステンドグラスもキレイですが、祭壇の上からは豪華なシャンデリアも吊るされています。

天井から吊るされている照明設備は少ないですが、大きく作られた窓から差し込む光によって、教会内はやはり明るいですね。

天井の色や照明の光によって、何か宇宙を感じさせてくれる教会です。内装もまた雰囲気があり、よく見ると細部まで細かな装飾がなされているのが分かります。

今度は石造りの教会です。あれ、意外とシンプルな天井かな?と思っていたら、最後にドンッととんでもないステンドグラスが待っていましたw

祭壇の上のカラフルなステンドグラスが美しい教会です。壁から伸びる柱が途中で分かれ、天井のアーチを覆うようにきれいに広がっています。

頭上をぐるっと囲むように設置されたステンドグラスがとても美しい教会です。緑色の大理石で作られた柱や祭壇も豪華ですね。

ちょっと照明が特徴的な教会ですね。どことなくアジアっぽい雰囲気もする照明です。内装の色使いによっても教会の雰囲気はガラッと変わりますね。

こうして見るとやはり教会の天井は高く感じますね。特にこの教会は奥行きも広く、天井の高さまで伸びる巨大なステンドグラスも圧巻ですね。
いかがでしたか?こういった大きい教会に入ると、その天井の高さからついつい見上げたり、見渡してしまうことがありますよね。今回ご紹介した写真は、普通の横方向のパノラマ写真ではなく、縦方向に撮られたパノラマ写真なので、またちょっと変わった魅力があります。教会の広さや高さ、装飾の美しさなどが存分に味わえるすばらしい写真だと思います。
仏教や無宗教の割合が多い日本では、あまり教会が身近な存在ではないかもしれませんが、その分海外旅行では、観光スポットとしてよくガイドブック等でも紹介されいますよね。
ただ、もちろん神聖な場所なので他の観光スポットでも同様、マナーを守り、礼拝されている方の邪魔にならないよう楽しく見学したいですね!
もしお時間があれば、今度は下から順番に教会の写真を見てみてください。今度は教会内でバク宙してる気分になれますよw。ご紹介した写真は180度のパノラマなので、頭から着地することになりますが。酔わない様にご注意をw
via petapixel.com, Photo by Richard Silver