クリスマスの時期になると、ヨーロッパ各地でクリスマスマーケットが開催されます。
ヨーロッパの歴史的建造物や街がイルミネーションに包まれる風景は、日本のクリスマスとはまた一味違った魅力がありますよね。
今回はクリスマスの本場ヨーロッパで開かれる、華やかで幻想的なクリスマスマーケット15選をご紹介します!
ヨーロッパのクリスマスマーケット15選
1. ザグレブ(クロアチア)
最初にご紹介するのは、クロアチアの首都ザグレブのクリスマスマーケットです。
「クリスマスにクロアチア?」とお思いになられるかもしれませんが、ここザグレブのクリスマスマーケットはとても人気で、クリスマスには多くの観光客が訪れます。イルミネーションはもちろん、屋外アイススケート場や花火などのイベントも豊富です。
2. ストラスブール(フランス)
フランス北東部に位置する都市、ストラスブール(ストラスブルグ)で開催されるフランス最大級のクリスマスマーケットです。
フランスでは「マルシェ・ド・ノエル」と呼ばれるクリスマスマーケット。写真では一部のみですが、雰囲気ある建物に囲まれた街全体がクリスマスムードに包まれます。
クリスマスマーケットでは、伝統的なクリスマス雑貨や、ストラスブールがあるアルザス地方の名産品などを扱う店が建ち並びます。
3. アーヘン(ドイツ)
ベルギーやオランダ国境から程近い、ドイツ東部の都市アーヘンです。
クリスマスの本場と言ったら、まずドイツを思い浮かべる方も多いと思います。 アーヘンでは、世界遺産にも指定されているアーヘン大聖堂や、アーヘン市庁舎周辺でクリスマスムード満載のマーケットが開かれます。
4. コルマール(フランス)
先程ご紹介したストラスブールからも近い、フランス東部の街コルマールで開催されるクリスマスマーケットです。
古い木組みの家々が建ち並び、中世からルネッサンスの雰囲気が残る旧市街が魅力的な街です。そこに溶け込むイルミネーションの光が、さらにクリスマスムードを高めてくれます。
5. ブリュッセル(ベルギー)
ベルギーの首都ブリュッセルのクリスマスマーケットです。ブリュッセルのクリスマスマーケットでは、巨大なクリスマスツリー、観覧車、メリーゴーランド、屋外アイススケート場などのアトラクションも豊富で、毎年多くの観光客で賑わいます。
クリスマスと言えばケーキですが、もしブリュッセルでクリスマスを過ごすのであれば、忘れずにチョコレートやワッフルも食べておきたいところです!
6. ライプツィヒ(ドイツ)
ドイツ東部の都市ライプツィヒです。音楽家バッハのゆかりの地で、ドイツを代表する音楽の街としても知られています。
ライプツィヒのクリスマスマーケットの歴史は古く、この地で初めてクリスマスマーケットが開催されたのは1458年と言われています。また歴史が古いだけでなく、規模もドイツ最大級のクリスマスマーケットが開催されます。
7. ローテンブルク・オプ・デア・タウバー(ドイツ)
何とも長い名前の都市ですが、ここはドイツ南部のバイエルン州に位置する街、ローテンブルク・オプ・デア・タウバーのクリスマスマーケットです。
この街は、よく保存された中世さながらの旧市街がとても有名な観光地で、人気の観光街道である「ロマンティック街道」沿いにあります。さらには東西に走る「古城街道」とも市内で交差しており、毎年多くの観光客で賑わっています。
さらにもう1枚、ローテンブルク・オプ・デア・タウバーのクリスマスマーケットです。暗くよどんだ空の色が、より一層イルミネーションの華やかさを際立たせていますね。
8. ニュルンベルク(ドイツ)
こちらもドイツのバイエルン州に位置するニュルンベルクの街です。ニュルンベルクのクリスマスマーケットは世界的にも有名で、毎年200万人が訪れると言われています。
写真はハウプトマルクト(中央広場)で開催されているクリスマスマーケットです。また写真左に見える建物は、ゴシック建築のフラウエン教会で、正面には仕掛け時計もあります。
9. リール(フランス)
ベルギー国境のすぐ近く、フランス北部の都市リールです。かなり背の高いツリーと共に、巨大な観覧車も設置されていますね。
リールのクリスマスマーケットでは、伝統的なクリスマスの飾り付けや雑貨だけでなく、地域特産の食べ物や工芸品などのお店も多くあります。
10. ドレスデン(ドイツ)
クリスマスマーケットを語る上で必ず外すことができないのがこの街、ドレスデンです。
ドイツ東部に位置するドレスデンは、クリスマスマーケット発祥の地とも言われています(先程ご紹介したフランスのストラスブールが発祥と言う説もあります)。
ちなみに現地ドレスデンに住む知人からの情報によると、2015年のクリスマスマーケットは残念ながら例年より少し小規模になっているようです。
こちらはちょっと上の方から撮影されたドレスデンのクリスマスマーケットです。もうこんな風景だったらただ見ているだけでも楽しめそうです!
クリスマスにヨーロッパに行くなら、ドレスデンは間違いなく候補の1つに入れておきたい場所ですね。
11. ウィーン(オーストリア)
クリスマスの時期でなくても見所満載な音楽の都、オーストリアの首都ウィーンです。
ウィーンのクリスマスマーケットは、150もの店が建ち並ぶウィーン市庁舎前広場を中心に、シェーンブルン宮殿前、マリア・テレジア広場、フライウング広場など多くの場所でクリスマスマーケットが開催されます。
イルミネーションが灯された木々や建物に加え、イベント等も多く開催されているので、できれば時間をかけてゆっくり見てまわりたいクリスマスマーケットです。
12. ケルン(ドイツ)
世界最大のゴシック様式の建築物でもある「ケルン大聖堂」で有名な、ドイツ西部の街ケルンです。圧倒的な存在感のケルン大聖堂の前に、クリスマスらしい赤色の屋根で統一されたクリスマスマーケットが開かれています。
ヨーロッパにはパリのノートルダム大聖堂、バチカンのサン・ピエトロ大聖堂など数多くの大聖堂がありますが、個人的に一番感動したのはこのケルン大聖堂でした。
ケルン大聖堂から歩いて少しの距離には、ライン川に架かるホーエンツォレルン橋があります。この橋を渡った先から見るケルン大聖堂の風景は必見です!
13. バーミンガム(イギリス)
イングランド中部に位置する都市、バーミンガムです。バーミンガムはドイツのフランクフルトと姉妹都市であることもあり、ドイツ式の「フランクフルト・クリスマスマーケット」という名前で開催されています。
クリスマスマーケットは市内の中心部にあるヴィクトリア広場で開催されており、ドイツのソーセージ等の食べ物から手工芸品等を扱うお店まで、多くのお店が建ち並んでいます。
写真をよく見ると「HAPPY CHRISTMAS BIRMINGHAM」とライトアップされてます。ちょっとその手前のサンタの顔が怖いですが・・・w。
14. ロンドン(イギリス)
ロンドンでも多くの場所でクリスマスマーケットが開催されますが、中でも特に市内中心部にあるハイド・パークで開催されるものが有名です。
ハイド・パークでは毎年「ウィンター・ワンダーランド」という名前のクリスマスマーケットが開かれ、数多くのお店や移動式遊園地、アイススケートリンクまで設置されています。
写真に写っているのはサンタランドと呼ばれるエリアで、ここではサンタの家でサンタクロースと一緒に記念撮影をすることもできます。
15. ベルリン(ドイツ)
最後にご紹介するのもやっぱりドイツ、首都のベルリンです。
ベルリンでは、各地区で多くのクリスマスマーケットが開かれています。マーケットの数が多いだけでなく、伝統的なクリスマスマーケットから雑貨、ソーセージ等のドイツならではの食べ物、さらにはエコなクリスマスマーケットなど、ユニークなクリスマスマーケットが開催されています。
ベルリンにあるクリスマスマーケットを全て制覇しようと思ったら、既にクリスマスが終わっているかもしれませんねw。
あとがき
いかがでしたか?アメリカなどのイルミネーションに囲まれた家々の風景も良いですが、やはりヨーロッパのクリスマスは雰囲気がありますよね!中でも特にドイツは本当にクリスマスマーケット大国ですね。一度はヨーロッパでクリスマスを過ごしてみたいと思っても、ネックは恐らくクリスマス時期に高騰する旅行費でしょうか・・・。ただ、毎年規模や開催時期は異なってきますが、早いところでは11月中旬頃にはクリスマスマーケットが開催される地域もあります。
少し早めの比較的安い時期を狙って、ちょっと早めのクリスマス雰囲気を味わうのも良いかもしれません。クリスマスにヨーロッパへ行きたいという方の参考になれば幸いです!
それでは、メリークリスマス☆
via europeanbestdestinations.com