【建築物】一度は見てみたい!世界中のユニークすぎる建物17選

絵本やおとぎ話に出てくる様な、不思議な形やデザインをした建物が実際にあったらワクワクしますよね!

今回は、そんな一度は見てみたい世界中にあるユニークで面白く、なおかつちょっとクレイジーな建築物17選をご紹介します!


世界中のユニークな建築物17選

1. ダンシング・ハウス(チェコ)


チェコの首都プラハ中心部、ヴルタヴァ川のほとりに建つダンシング・ハウスです。1996年に建設されたこの建物は、体をしならせた女性(向かって左の建物)をパートナーが支えている様に見えることからダンシング・ハウスと呼ばれています。

建設当初はこの斬新でユニークなデザインから、歴史的建造物が多いプラハには合わないという意見も多かったそうですが、現在では広く受け入れられています。

2. バブルハウス(フランス)


この異様な存在感を放つ建物は、南フランスのコート・ダジュール地方の崖の上に建つバブルハウスと呼ばれる建物です。映画祭でも有名なカンヌ近郊に位置しています。

泡が重なっているように見えることからバブルハウスと呼ばれていますが、最初見た時はちょっと「タコ」っぽいなと思ったのが正直な感想です・・・w。この建物はフランスのファッションデザイナーであるピエール・カルダン氏の別荘として使用されており、時々パーティや写真撮影のロケーションとしても貸し出されています。

3. シュピッテラウ焼却場(オーストリア)


テーマパークにある建物の様な外観からは想像できませんが、実はここ、オーストリアのウィーン市北部、シュピッテラウ(Spittelau)という地域にあるゴミ焼却場です。

この独特なデザインは、オーストリアの芸術家及び建築家である、「フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー」によるもので、1992年に施工されました。

ちなみにこのフンデルトヴァッサーは、大阪市にあるゴミ処理施設の大阪市環境局舞洲工場や、下水処理施設の大阪市舞洲スラッジセンターのデザインも手掛けています。

4. ねじれた家(ポーランド)


まるで絵本の中の建物がそのまま出てきた様な、何ともユニークなデザインの建物です。

ここはポーランド北部の都市ソポトにある、ねじれた家という意味を持つ「Krzywy Domek」という名前のショッピングモールです。4階建ての建物の中に30以上のテナントが入っており、人気の観光スポットになっています。

ねじれた家の公式サイトでは、このユニークな外観や内部を360度見て回ることができるバーチャルツアーが体験できますよ!

5. ヴァルトシュピラーレ(ドイツ)


ドイツのヘッセン州南部の都市ダルムシュタットにある集合住宅、ヴァルトシュピラーレです。

「森の渦巻き」 という意味を持つこのヴァルトシュピラーレは、12階建て、全105戸の集合住宅で、渦巻き状に徐々に階数が増えていくというユニークな形をしています。また頂上部にはオープンカフェとバーもあります。

実はこのヴァルトシュピラーレのデザインも、この記事の3つ目にご紹介したシュピッテラウ焼却場をデザインした「フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー」によるものです。1998年着工、2000年に完成する直前に他界した為、この建物が彼の最後の作品となっています。

フンデルトヴァッサーのデザインの特徴とも言える、金色の玉ねぎ型のドームも設置されており、また写真をよく見ると分かるのですが、1,000個以上ある窓は1つも同じ形のものがありません。

6. クレイジーハウス(ベトナム)


キリンが見つめるその先にある、何かボスでも出てきそうな雰囲気のこの建物。しかしここ、ホテルなんです。

ここはベトナム中南部に位置する都市ダラットにある、Hang Nga Villa、通称「クレイジーハウス」と呼ばれるホテルです。

そのユニークな外観は巨木をモチーフに、内部もカンガルーの部屋、熊の部屋、竹の部屋など、動物や自然をテーマにして作られています。またその奇抜なデザインから観光客も多く訪れるスポットになっており、宿泊はもちろん、見学のみ(有料)もできます。

クレイジーハウス
  • 住所 : 03 Huynh Thuc Khang St., Ward 4, Dalat City, Vietnam
  • 電話 : +84-63-3-822-070

7. カサ・ミラ(スペイン)


カサ・ミラは、スペインのバルセロナにある世界遺産にも指定されている建築物です。サグラダ・ファミリアでも有名な建築家「アントニ・ガウディに」よる作品で、バルセロナを代表する歴史的建築物の1つとなっています。

外観に波打つ様にデザインされた曲線は地中海をイメージされており、直線部分がまったく無い建築物になっています。内部はガウディ建築に関する博物館と、全8室ある住居部分になっています。

8. ホテル・スピリット(スロバキア)


一見子供の図画工作の作品にも見えかねない、かなりインパクトの強い建築物です。スロバキアの首都、ブラチスラヴァにある「ホテル・スピリット」というホテルです。

オーストリア国境からも近く、ブラチスラヴァ中央駅から徒歩で約5分という好立地に加え、リーズナブルな宿泊料、ドミトリールームも設置されています。

もし家族をこのホテルに連れていくとしたら、子供からは「パパ(ママ)大好き!」と喜ばれそうなホテルですねw

ホテル・スピリットの公式サイトはコチラ

9. 逆さの家(ポーランド)


ユニークを通り越して、もう建物としての概念が吹っ飛んでいますw。

現在では世界の色んな国にある逆さの家(Upside Down House)ですが、ここはポーランド北部のポモージェ地方に位置する、シンバルクにある逆さの家です。

建物内部も見学することができ、内装や家具なども逆さまになっているため、おもしろい写真が撮れたり、平衡感覚がちょっとおかしくなる様な不思議な体験ができます。

10. シュヴァルの理想宮(フランス)


パッと見インドとかカンボジアの遺跡かなとも見えますが、場所はフランス。さらにこの建築物、1人の男が長い年月をかけ石を積み上げて作ったものなんです。

建設したのは、フランス南部のオートリーブで郵便配達人をしていた「フェルディナン・シュヴァル」。石につまづいたのをキッカケに何と33年もの年月を経て、自宅の庭先にこのシュヴァルの理想宮を完成させます。

建設当時は、近所の人々からは変人として見られていたそうですが、現在はフランス政府により国の重要建築物に指定され、修復も施されています。個人の趣味のレベルなんてとっくに飛び越えて、もうアート作品とも呼べそうな建築物ですね。

11. ビルバオ・グッゲンハイム美術館(スペイン)


何か魚のウロコが不規則に重ね合わさったかの様な、独特なデザインの美術館です。ここは、スペイン北部の都市ビルバオにある「ビルバオ・グッゲンハイム美術館」という名前の美術館で、1997年に開館以降毎年多くの観光客が訪れています。

ビルバオ市内を流れるネルビオン川に隣接して建てられているこの美術館では、主に近現代美術を中心に展示されており、建物自体も現代建築の中で評価の高い建築物となっています。また、魚のウロコの様な外観部分はチタニウムで作られています。

横を走る車の大きさと比べてみると、かなりの大きさであることが分かりますね。美術館はもちろん、横の吊り橋に架かるアーチもユニークなデザインですね。

12. アラゴン・パビリオン(スペイン)


スペイン北東部のアラゴン州の州都、サラゴサに建てられたアラゴン・パビリオンです。

このアラゴン・パビリオンは、2008年に「水」をテーマに開催された、サラゴサ国際博覧会のパビリオンの1つです。 このパビリオンでは「アラゴンの風景の多様性」をテーマに、かつてアラゴン州にあった様々な文明がどのように水を利用していったのかという展示がなされていました。

このサラゴサ国際博覧会の3年前の2005年には、日本の愛知県でも愛・地球博が開催されていましたね。当時のスペイン館もユニークな外観だった覚えがあります。

13. ホテル・マルケス・デ・リスカル(スペイン)


右上の方向から隕石でも墜落したかの様な面白いデザインですね。ここはスペイン北部のバスク州、ワインの産地としても有名な小さな街エルシエゴにあるホテルです。

先ほど上でもご紹介した、ビルバオ・グッゲンハイム美術館も設計した、アメリカ人建築家の「フランク・ゲーリー」によるデザインです。写真を見比べてみると、外観のメタル感満載の感じとか、曲線が不規則に重なってる部分など、共通点も見受けられますね。

ワインの産地として有名だけあって、 ホテル周辺にはブドウ園が広がり、ワインツアー等も楽しめます。

ホテル・マルケス・デ・リスカル
  • 住所 : Calle Torrea, 1 Elciego, Basque, 01340 Spain
  • 電話 : +34 945 180 880

14. セルフリッジズ百貨店(イギリス)


巨大な繭の様な外観のこの建物は、イギリスの中部の都市バーミンガムの商業区域、ブル・リングにある「セルフリッジズ百貨店」です。

これだけ大きな建物の側面に窓がまったく無いっていうのも斬新ですよね。15,000個もの円盤状のアルミニウムが付けられたユニークな外観はもちろんのこと、内部が見えないからこそ逆にもっと中に入ってみたくなる面白いデザインです!

このセルフリッジズ百貨店は、イギリスの老舗デパートチェーンの1つとしても有名で、このバーミンガムの店舗の他にもロンドンや、マンチェスターに店舗があります。

15. フジテレビ本社ビル(日本)


日本人には馴染みの深いデザインですね。東京都港区台場にあるフジテレビ本社ビル(正式名称FCGビル)です。施工されたのは1997年、地上25階建て、高さが123mあります。

様々なTV番組が収録されているだけでなく、東京観光の人気スポットでもありますよね。特に目を引くのが建物中央にある球体。これは「はちたま」という愛称で呼ばれる展望室になっています。

16. クンストハウス(オーストリア)


オレンジ色の屋根が建ち並ぶキレイな景観の中に、「巨大ナマコ」 が隠れていますねw。

このクンストハウスは、オーストリア中部の都市グラーツにある美術館です。2003年に、グラーツが欧州文化首都となったことを記念して建てられました。愛称は「フレンドリー・エイリアン」だそうです。あっ、ナマコじゃないんですねw。

各種現代芸術の展覧会も常時開催されており、さらにこの建物は天井に設置された太陽光発電のパネルによって、自家発電も行うエコな建物です。ナマコ、ナマコ書きましたが、グラーツの古い街並みとのコントラストが、またよりいっそう存在感を引き出していますね。

17. 国立アメリカン・インディアン博物館(アメリカ)


最後にご紹介するのは、アメリカ合衆国の首都ワシントンにある博物館「国立アメリカン・インディアン博物館」です。ワシントン中心部にある国立公園のナショナル・モールに建てられています。

この博物館ではインディアン、つまりネイティブ・アメリカン達の暮らしや歴史、芸術などの生活に関連するものを見ることができます。建物は5階建てで、写真にある正面玄関の中は高さ37mの吹き抜けになっています。

また、朝日が昇る東に向けて住居の入口を作るというインディアンの伝統文化に基づき、この博物館の入口も東側に作られています。

あとがき

いかがでしたか? 世界中にはまだまだ面白い建築物が沢山あると思いますが、ユニークなデザインと呼ばれる建築物の中には、曲線を上手く利用したものが多い印象がありますね。

今度海外へ旅行に行かれる際は、普通に道を歩きながらでも、その国々の建築物の特徴などを探してみるのも面白いかもしれません。今回ご紹介した建築物がある国や都市へ行かれる方の参考になれば幸いです!

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