【旅の豆知識】宿泊費を抑えて安く旅行する方法10選

旅行は多くの人々の趣味の1つだと思います。「本当はもっと旅行に行きたいけど中々行けない・・・」と悩む人の中には、旅行代金が大きな足かせとなっている方も多いはずです。

そこで今回は、旅行代金の大きな割合を占める宿泊費を安く済ませ、賢く旅行する10の方法をご紹介します!


1. カウチサーフィンを利用する


カウチサーフィンは、旅先の現地の人の家に無料で泊めてもらうWEBサービスです。ユーザーは200万人以上、240ヶ国もの参加者がいます。

食事代等はもちろん自腹ですが、宿泊費は無料です。現地の人と交流もできるため、ホテル滞在とは一味違った旅行を楽しめそうです。

カウチサーフィンを利用するには、まずサイトに登録し、プロフィールを作成します。そして、旅行先の国のユーザーの中から家のベッドやカウチ(ソファ)を提供している人物を探し出し、滞在可能か連絡し、合意の上で泊まらせてもらうというシステムです。

逆に自分の家を登録し、ユーザーに無料での宿泊を提供することもできます。

長所 : サイトへの会員登録、宿泊費も無料なので、安く旅行することができます。また現地の人と交流することで、旅行先の情報、穴場スポットなど、現地の人しか知らない情報を得られるかもしれません。もしかしたら運命的な出会いもあるかもしれません!

短所 : 基本的にまったく知らない人の家に泊めてもらうことになるため、ある程度のリスクがあります。サイト上のプロフィールを見て、良さそうな人だと思っても、実はまったく違った、掲載されている写真とは違いものすごく部屋が汚い等の問題も考えられます。カウチサーフィンでは、身分証明書やクレジットカードの認証を用いて、信頼できるユーザーかどうか判断する1つの基準があり、実際に泊まらせてもらった他のユーザーのレビューなども参考に自らリスク管理することが必要となります。また、コンタクトをとる際、滞在中にある程度の英語力が必要な場合が多くなります。

カウチサーフィン公式サイト : www.couchsurfing.org

2. ホームエクスチェンジする


ホームエクスチェンジは、旅行期間中にお互いの家を交換して旅行するサービスで、旅行予定地に住んでいる人が同じ日程で自分の居住地への旅行を計画していることでホームエクスチェンジが成り立ちます。ホームエクスチェンジは、ハウス・スワッピングと呼ばれることもあります。

日本ではまだまだ普及していませんが、欧米ではかなり浸透しています。また、ホームエクスチェンジを題材とした映画「ホリデイ」も公開されていましたね。

長所 : 自分の家を無料で貸し出す代わりに、現地の家に無料で滞在できるため、宿泊費を払わず滞在することができます。ホテルなどの宿泊施設とは違った、現地で暮らしているような生活感が味わえるのも1つの魅力です。

短所 : 交換した家を出る際には元通りに戻さなければならない為、ホテル等とは違い掃除や洗濯などの作業が必要となります。また、知らない人が自分の家に滞在するため、貴重品はもちろん、入って欲しくない部屋、使わないで欲しい物などはあらかじめ連絡する、生活ができるように、クローゼットに空きスペースを作っておくなどの配慮が必要となります。

有名ホームエクスチェンジサイト : www.homeexchange.com

3. 野宿(キャンプ)する


アウトドアとして日本でも人気の高いキャンプ。キャンプ場を利用する場合は料金が発生しますが、利用しない場合は場所を選ばず宿泊費もかかりません。

宿泊施設が無いような場所や、自然の中ではやはりキャンプが基本になりますよね。また、キャンプ場は世界中にあり、トイレやシャワーを完備しているところも多く、都市部から離れた場所への旅行の場合はキャンプも大きなオプションの1つになります。

長所 : 宿泊費がかからず、自ら調理することで食費も抑えることができ、禁止されている場所で無い限り、寝泊りする場所を選びません。そして何より、大自然の中でのキャンプや、何も無い場所でのキャンプは冒険気分も味わえますよねw

短所 : 車が無い場合はキャンプは多少難しくなります。車無しでテントや寝袋、照明器具などのキャンプ用品を持ちながら移動することは容易ではありません。どこへ行くにも大量の重い荷物を持って移動するのは大変ですよね。

4. WWOOF(ウーフ)を利用する


WWOOF(ウーフ)とは、「World Wide Opportunities on Organic Farms」の頭文字で、お金のやり取り無しで「食事・宿泊場所」と「労働力・知識・経験」を交換する仕組みです。主に農場などで労働する代わりに、無料で食事や宿泊場所を提供してもらいます。

ウーフでは、宿泊場所を提供する側を「ホスト」と言い、労働力を提供する側を「ウーファー」と言います。ホストと交流し生活することで、普通の旅行や観光とは一味違った体験ができます。

長所 : ウーフの場合、労働力を提供する代わりに、宿泊場所だけでなく食事も無料となるため、旅行費を抑えることができます。また新たな出会いがあったり、一緒に働く仲間が多くできそうですね。また外国でのウーフの場合外国語の向上も望めそうです。

短所 : 食事や宿泊場所が無料で得る代わりに、もちろん労働力を提供しなければならないため、自由な時間が拘束されます。また、ウーフを行う主な場所は農場なため、都市から離れている場合も多く、観光目的の旅行の場合は最適なオプションとは言えないでしょう。そしてもちろん給料などの支払いが無いため、スケジュール管理や、目的を持ったウーフへの参加が必要となります。

WWOOFジャパン : www.wwoofjapan.com

5. ブティックホテルに泊まる


ブティックホテルやモーテル、いわゆる日本で言う「ラブホテル」に泊まるのも宿泊費を安く抑える1つの方法です。日本でのブティックホテルは、カップルが利用するホテルという認識が少なからず残っていますし、1人では泊まりにくいイメージがあるかもしれません。しかし海外のブティックホテルでは、1人やグループでも気軽に泊まれる施設も多く、安価な宿泊施設としてよく利用されています。

逆を言えば、カップルでの旅行の場合は気軽にブティックホテルを利用し、浮いたお金で観光プランを増やしたり、食事を豪華にするという考えもありですよね。

長所 : ブティックホテルは世界中に数多くあり、都市部でも普通のホテルより価格が安い場合が多く、なおかつキレイな内装、テレビ、インターネット、大きめのベッドやバスルームが完備されている場合も少なくありません。

短所 : 部屋のタイプによってはベッドとバスルームが繋がっている場合があり、ブティックホテルによっては自由な外出が制限されていたり、門限がある場合もあります。また、ブティックホテルというイメージから、年配の旅行者の方々には多少利用しずらい雰囲気があるのも否めません。

6. 学校のネットワークを利用する


海外で長期滞在する予定の場合、自分が通っていた学校のネットワークを探ってみるのも良い方法です。学校によっては滞在先の国に提携する学校や寮、施設などの、現地のネットワークがある場合があります。

または、同級生の中に滞在予定の国に滞在している人がいるかもしれません。学校を卒業している場合でも一度尋ねてみると、意外な方法が見つかるかもしれません。

長所 : 上手く学校のネットワークを利用すれば、ホテルなどの宿泊施設よりも安く滞在できる可能性があります。また、同級生や現地の学生のネットワークを利用する場合、費用がかからない可能性とともに、普通の旅行とは違う貴重な体験ができるかもしれません。

短所 : 学校の提携先に希望の国が無い場合があり、短期の観光の場合は利用できない可能性があります。また学生のネットワークを利用する場合、あらかじめ早い段階で準備しておかないと良い滞在先が見つからない可能性もあります。

7. 自分のスキルを売ってみる


調理や掃除からガーデニング、またはゲストハウスやユースホステルなどでの仕事まで、自分のスキルを生かせる仕事があれば、労働の代わりに宿泊費を払わずに宿泊できる場合もあります。

場合によっては、数日間のみの簡単な仕事から、リゾートや観光地での仕事の場合は長期滞在も可能となるかもしれません。 

長所 : 労働を提供する代わりに宿泊費や食事が無料で提供されることが多く、またリゾートやホテルなどではなく、個人の家庭での仕事ができる場合、現地の人の元で生活できる可能性もあり、ホームステイのような生活ができるかもしれません。また、仕事をしっかりこなし、運がよければそのまま職が見つかる可能性もあります。

短所 : 宿泊費を無料で提供してもらう代わりに無給で仕事をしなければならない場合も多く、食費や宿泊費以外の生活費を何かしらでまかなっていかなければならない可能性もあります。また、観光目的での滞在の場合、滞在日数に対し観光などができる自由時間がかなり制限される可能性もあります。

8. facebookを活用する


友人との繋がりをさらに便利にしてくれる「facebook」を活用するのも宿泊費を安く抑えることができるかもしれない良い方法です。滞在先に友人がいる場合、気軽に現地の情報を聞いたりでき、もしかしたら友人宅に泊めてもらうことも可能かもしれません。

現地に友達がいない場合でも、海外に滞在経験のある友人に現地のネットワークがあるか尋ねてみると、意外と色んなところで人が繋がっていたりするものです。また旅先で出会う人々と積極的に連絡先の交換や、facebookで友人になっておけば、世界中にネットワークを作ることも可能です。

長所 : 既にfacebookに多くの友人がいる場合、現地で友人に会ったり、現地の情報が手に入ったり、無料で宿泊させてもらったりと、旅行がさらに充実したものになるかもしれません。また直接の友人でなくても、友人の友人などを紹介してもらえれば、世界中の人と繋がることも不可能ではありません。また友人または知人のため、カウチサーフィンの様にまったく面識の無い人の家に泊まるよりもずっと快適に過ごせるかもしれません。

短所 : 運よく友人の家に泊めてもらえることになったとしても、それは床やソファの上の場合もあり、ホテルなどの宿泊施設よりは快適に過ごせない可能性もあります。また滞在先の友人が直接面識のない人になる場合もあり、また友人と約束をした後に現地に行った場合でも、何かしらの問題があって滞在できなくなると、また新たに宿泊施設を探す必要が出てくる可能性もあります。 

9. 家系図をたどってみる


上の写真はちょっとホラーじみた雰囲気のする家族写真ですが・・・facebook上の友人での活路が見出せない場合、家族を探ってみるのも1つの方法です。

例え海外に滞在する家族や親戚がいない場合でも、国内旅行であれば可能性は高まり、宿泊費を安く抑えることができる可能性があります。全国に散らばる家族を辿っていけば、希望の旅行地に滞在する家族がいるかもしれません。

長所 : 家族や親戚の家に泊まる場合、友人の家以上に、もしかすると高級ホテルよりも快適に過ごすことができるかもしれません。家族ですからね、気を遣うこともなく、久々の再会の場合には予想以上の歓迎を受けることもあるでしょう。ただ、家族だからと言っても、泊めてもらっているという立場は忘れずにいることが大切ですねw。日本人として「お土産」の持参があるとさらに良いでしょうw

短所 : 国内の場合は全国に家族や親族が散らばっている可能性もありますが、世界中に家族や親戚がいることは稀なため、希望の旅行地が海外の場合は、現地にいる家族を見つけるのは困難かもしれません。

10. 大海原に漕ぎ出してみる


そして宿泊費を安く抑える最後の方法は、海に出てみることです。しかしその方法は2通りあります。1つは、お金に余裕がある場合、船やヨットを購入し航海に出てみる方法。もう1つは、仕事をしながら海に出てみる方法・・・簡単に言うと・・・「マグロ漁船に乗る」ということですw

マグロ漁船は少し言い過ぎかもしれませんが、これも立派な海に出ながら働く1つの方法であって、その他にも働きながら海に出る方法は色々あります。漁船でなくてもヨットの乗組員を募集している場合もありますし、世界一周クルーズで有名な「ピースボート」ではボランティアスタッフを募集しています。海上でもちろん仕事をすることになりますが、安い宿泊費で世界中を旅行できるチャンスがあります。

長所 : 世界一周クルーズで働く場合、1ヶ国だけでなく、世界中の国へ訪れることができ、船上でも貴重な体験ができるかもしれません。また漁船の場合は海上に長期滞在するという普通の生活では中々体験できない経験ができ、なおかつ宿泊費を安く抑えるどころか、かなり稼いで帰ってこれそうですよねw。自分の船で航海へ出る場合はもう・・・自由です。遭難にだけ気をつければですが・・・w

短所 : 海に出る場合、短期での滞在が難しい場合があります。ピースボートの場合も100日近くの航海も多く、ある程度の期間が取れないと参加が難しくなるかもしれません。また自ら航海に出る場合は、もちろん航海の知識や最低限の装備、食料などの準備に費用がかかります。それでも、自ら船を操縦し大海原に漕ぎ出すってのは・・・ロマンですねw

いかがでしたか?宿泊費を安く抑えて、安く旅行する10の方法でした。私個人としては、カウチサーフィンとキャンプがおもしろいかなと思います。カウチサーフィンは数回利用してみたのですが、旅行の1つの楽しみである出会いがあり、なおかつ無料で宿泊させてもらえるという、普段の旅行とは一味違う面白みがありました。リスクももちろんありますが、旅行だけでなく、新たな人と出会えるということで、旅行独特のワクワク感も2倍です!

高級ホテルを利用した贅沢な旅行ももちろん魅力ですが、お金に余裕が無い場合はもちろん、余裕があってもこういった旅をしてみるのも良い経験になりますよね!

via globalgrasshopper.com 

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