【ウシュマル】魔法使いのピラミッドと呼ばれるマヤ文明の遺跡

メキシコ東部のユカタン州に、ウシュマルというマヤ文明の遺跡があります。

今回は、ウシュマルの中でも「魔法使いのピラミッド」と呼ばれる遺跡をご紹介します!


ウシュマルとは?

ウシュマルは、メキシコ東部のユカタン州の都市、メリダの南にあるマヤ文明の遺跡です。

現在目にすることができるウシュマルの遺跡の多くは、紀元700年から1,100年の間に建てられたと言われており、その中でも観光客に人気なのが「魔法使いのピラミッド」と呼ばれる巨大なピラミッドです。

魔法使いのピラミッドは、高さ36.5m、長さ73m、幅36.5mの大きさのピラミッドで、正面には頂上の神殿へと続く118段の急傾斜の階段が設置されています。

マヤ文明の遺跡といえばチチェン・イッツァも有名ですが、よく写真などで見る4面に階段があるピラミッドではなく、この魔法使いのピラミッドは正面に幅の広い階段が設置されています。

マヤの伝説で魔法使いの老婆が温めたタマゴから産まれてきた小人が、一晩でこのピラミッドを完成させたという話もあり、別名「小人のピラミッド」とも呼ばれています。

数年前には「マヤ暦の終わり」や「2012年人類滅亡説」など色々話題になったマヤ文明ですが、マヤの人々は天体観測に優れ正確な暦を持っていたと言われています。

2万5千人程の人々が住んでいたとされるこのウシュマル遺跡。当時の生活や様子を想像しながら見学するだけでも存分に楽しめそうな遺跡です!それでは世界遺産にも登録されている、ウシュマルの「魔法使いのピラミッド」の写真をご覧ください!

魔法使いのピラミッド


こちらが魔法使いのピラミッドです!世界中にあるどのピラミッドもそうですが、やはり神秘的な雰囲気がありますね。


別の角度から撮影された1枚。118段と聞くと意外と簡単に登れそうかなとか思いますが、さすがにこの角度では少しキツそうですw


次は正面から。なぜ当時マヤ文明に生きた人々はこの様なピラミッドを建設しようと思ったのか不思議ですね。


後方はこのような感じになっています。所々崩れていて、もちろん復元作業も進められていますが、1,000年近くたってもこれだけキレイに残っているのがスゴイですね。


周りの木々よりもはるかに高いですね。いかにも映画に登場しそうな遺跡です。


階段を近くで見てみると、1段1段の幅が意外と狭いことが分かります。


エジプトのピラミッドとはまた規模も雰囲気も多少違いますが、マヤ文明の遺跡には独特な魅力がありますね。


マヤ文明と言えば「生贄の儀式」も有名ですが、生贄の対象となった人はどんな思いでこの階段を見上げてたんでしょうね。ただマヤ文明の人々は死後の世界に本当の人生があると信じていたと言われるため、死を恐れていなかったとも言われています。


生きたまま心臓をえぐり出すという何とも残酷な「生贄の儀式」ですが、この儀式は信仰する太陽の神に捧げるためマヤ人にとって重要な位置を占めていたと言われています。


空模様が変わるだけでイメージがガラッと変わります。かなり不気味に見えますね・・・。


それでも快晴の下ではこんな立派な姿を見せてくれます!やっぱりこういう遺跡は写真じゃなくて実際に見てみてこそ感動できそうですよね!

あとがき

いかがでしたか?ピラミッドだけでなく世界中にある遺跡・史跡を見学する時は、多少でも当時の歴史を勉強してから行くと楽しさも倍増しますよね!

このウシュマルの遺跡はメキシコにあるため、簡単にじゃあ今から行ってみるかという距離ではないですが、意外と近所にあるお寺や神社の歴史を調べて訪れてみるだけでも中々おもしろいかもしれませんよ!

これからも様々なトラベル情報をご紹介していきます!

via tripideas.org

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